こめやの近況・5

 
大内宿の桜の状況は、漸く8部咲きです。大内宿から8キロ戸赤の山桜も28日現在で8部咲です。大内宿近辺では、カタクリや山桜が見頃です。 今日は、桑取火のカタクリを見てきました。大内宿から15分くらいでカタクリの群生地につきます。山の斜面一面に可憐な花が咲き誇っていました。 大内宿は、ようやく桜の花がチラホラと咲き始めました。国道から大内宿に上ってくる小野沢の桜が標高順に咲いているようです。
こめやの人気メニューあげ餅蕎麦の餅米は自家栽培です。大内宿は標高700m田植えは5月20日頃ですが田ごしらえが始まり忙しい日々です 寒い大内宿ならではの美味しいものがあります。先人達の知恵は素晴らしく、秋収穫した大根を1月の中旬頃、皮を剥いて茹でて氷点下の外に干します。何日も経ちからからに乾いた大根は甘くて大根とは思えない食感です。 大内宿では、屋根葺きが始まりました。茅葺き屋根は、15年も立つと表面が腐り土になります。表面の土は畑に入れ、腐らないで残っている部分は再利用します。茅は自然から戴き、自然に帰します。茅屋根はとてもエコロジーです。
歳の神の火で餅を焼いて食べると病気にならないと言われ、餅を焼いて食べます。厄年の人が、厄払いのため酒を振舞い。年男年女の人達がミカンを撒き歳の神は老若男女で大盛り上がり。 歳の神は村の青年達が、秋の干草刈から準備し、当日は山より木を切りだし、1日がかりだ。無病息災を祈念し顔には炭を塗って誇らしげです。青年達の力が大内宿を後世に残す力になっています。 大内宿の団子差し 大黒屋
大内宿では1月15日に歳の神を行います。注連飾り等を焼きます。宿に災いが入ってこないようにと村の下と上の2箇所で行います。 大内宿の団子差し 分家扇屋 大内宿の団子差し 分家えびす屋
大内宿の団子差し みなと屋 大内宿の団子差し 本家扇屋 大内宿の団子差し 萬屋
大内宿の団子差し伊勢屋 大内宿の団子差し 山本屋 大内宿の団子差し 南仙院本家
大内宿の団子差し 富屋 大内宿の団子差し 分家扇屋 大内宿の団子差し えびす屋
大内宿の団子差し 富士屋 大内宿では、1月13日に五穀豊穣と商売繁盛を祈願して各家で団子を差します。16日まで飾ってあります。各家の団子差しを見てください。 こめや 大内宿の団子差し 美濃屋
大内宿は火に弱い茅葺き屋根がr連なる宿場町です。この宿場を守るのが、大内防災会、消防団、婦人消防隊、火消組の面々です。 1月6日、今日は出初め式大内宿の無火災、無災害を祈念して消防団、婦人消防隊、火消し組が午前6時頃から殉職消防団に黙祷を捧げてから、神事を行い、玉串を奉奠し最後にお神酒を戴き終了です。 大内宿の初詣は、村の西に位置する高倉神社に詣でます。大晦日に子供達が神社までの雪道の雪を片づけ参道を確保します。神社では長沼神官が迎えてくれ1年の多幸を祈念してくれます。
大内宿の正月は、2日からお日待ちと言って神官が、各家毎にお札を配り、家内安全を祈祷します。私共は、低頭しお払いをうけた後、お膳を作り神官を接待します。 11月16日大内宿の小野嶽に初雪が降りました小野嶽には「奥山に紅葉踏みわけ泣く鹿の声きくときぞ秋はかなしき」と詠んだ猿丸太夫が住んでいたとの伝説がある山です。 大内宿の朝は強霜が降りて一面真っ白になり何もかもバリバリと凍ります。冷たい霜も朝日が出ると湯気を上げ、あっという間に融けてなくなります。茅葺屋根から立ち昇る湯気の景色が晩秋の締めです
 
大内宿の観音様の上り口に地蔵様が立っています。年の数だけ小石を載せて願い事をします。村の老婆達が季節に合わせて着替えをしてくれます 大内宿のお寺は浄土宗正法寺と申します。ご本尊の阿弥陀如来様たちは、戊辰戦争の時にはお寺が官軍の詰め所にされたりした事を始め300年以上村人を守ってきてくれました。この度数百年の歳月で痛んだ阿弥陀如来様たちを修理することになりました。  
今年もクラシックカーが大内宿に勢ぞろいをしました。観光で訪れていた人達は普段見られないイベントに喜んでいました。 初霜が降りた大内宿は、木々の葉を凍てさせ色合いを濃くさせはじめました。何回もの霜に少しずつ葉は色あせ落ち葉となります。 今年も大内宿では9月1日の防災の日に大内宿防災会が中心になり防災訓練を行いました。放水銃の訓練は圧巻でした。
今日は下野街道の楢原宿から大内宿を目指し歴史を感じながらの健康ウォーキングが開催されました。多くの方が1日を楽しんでいました。 大内宿のお盆は、盆棚を13日に作り14日の朝迎え火を焚き、始まる。藁を燃やした煙にご先仏様が乗ってやってくると聞かされています。 大内宿の墓は、ほとんど村の上の高台にあります。14日の夕方墓参りをします。ここには戊辰戦争で亡くなった会津藩士の墓にも花が供えられます。
8月のお盆の大内宿は、渋滞などが予想されます渋滞を避けるには、美里町より氷玉峠を経由してくるのがベストです。駐車場が込んでいる時は峠を下りてきた宿の入り口にある食の館前の広場に置くと便利です。 大内宿から20分本郷町の瀬戸市は毎年8月の第1日曜日に午前4時から正午まで開催されます。地元本郷の窯元はもちろんの事益子焼など多くの窯元が参加しており、とても楽しいです。 大内宿の北にある弁天様の祭りは、村人がこの石段を登り酒を片手に三々五々集まってくる。先祖達がここを昇り行った祭りを私達が引き継いでいる。
   
石段を登りあげると、弁天様を祀った祠があります。村の神官が神事を執り行い豊作を祈願したあと各自持ち寄った酒や肴でお祝いをします。    
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